こんにちは。
野菜ソムリエプロの数原有希子です。
ご報告です。
このほど、諫早市内の中高生と共に考案していた、
地産地消のレシピ「いさハヤシライス」が完成しました。
諫早市(いさはやし)とハヤシライスをかけて「いさハヤシライス」です。
(イラストはイメージです)
今月、お披露目を兼ねた、
試食会を開催します。
この取り組みは、
地産地消「いさハヤシライス」レシピ開発プロジェクト。
諫早の中高生(諫早高校、附属中学校、日大高校在校)で
地域おこし、国際協力、中高生が輝く場所づくりをテーマに活動している、
「おこしwings(ウィングス)」というグループから、
地元の食材を使った、諫早らしいレシピを考えて、街に貢献できないかと、
相談を受けたのがきっかけです。
日頃は、進学校に通う中高生で、家で包丁を持つ機会はほとんどないそうですが、
お弁当を作りたい。お肉に野菜のソースをかけてはどうか。など
想像が膨らむ子どもたちに、
以前から私が温めていた、あるレシピを提供させてもらいました。
それが「ハヤシライス」。
ネーミングは
「いさはやし(諫早市)」と「ハヤシライス」で「いさハヤシライス」!
諫早の食材をたっぷり使い、トッピングも工夫して・・・
これなら、みんなの想いを実現させてあげられるのでは、などと、
この時点ですでに、ひとり、ニヤニヤしていました(笑)。
まずは、諫早の食材を使って、市販のルーを使わずに、
自由な発想で、独自のハヤシライスを作ってきてね!
そんな呼びかけで集まった第1回目の試作会。
学生たちが一生懸命考えた、
個性豊かなハヤシライスが集まりました。
この中から、
ナスを入れると食感がいいね!
たまごをトッピングに使うと可愛くていいね!
緑色のアスパラも映えるね。揚げるのは手間がかかるから茹でたら?
中でも、みかんのジャムを入れるというアイデアがヒット!
それぞれの良いところを取り入れ、アレンジして組み合わせ、
試行錯誤しながら、試作を繰り返し、
連日、ハヤシライスと向き合うこと3か月。
それぞれの味の好みもあり、
みんなのアイデアをまとめるのはとても大変でしたが、
オリジナルのレシピが、ついに完成!!!
この間、何度ハヤシライスが食卓にのぼったことか。(笑)
学生たちも勉強、試験、文化祭など学業と並行して試作を重ね、
クオリティを高めるために頑張りました。
保護者の方からも、
「娘が一生懸命、頑張っています。いい経験になりますね」
「最近、ハヤシライスの日が多いけど(笑)、酸味と甘みのバランスが
結構楽しくて、完成が待ち遠しいですね」などなど。
嬉しいご感想。
そんなこんなで、
完成した「いさハヤシライス」がこちら!
諫早市内の東西南北に点在する各直売所から、
その土地、自慢の食材を選び、工夫に工夫を重ねました。
使用した食材をご紹介します。
●「いさはや玉ねぎ」
●「諫早産のナス」
●ハヤシライスと言えば、牛肉のイメージですが、
諫早のお米を食べて育った「諫美豚」を使用。
●伊木力みかんで作られた無添加の手作りジャム「不知火ジャム」
(取り扱い店:からたち会 多良見町農産物販売所)
濃い甘みと上品な香りが特徴。
諫早特産のみかんジャムを入れることで、オリジナル性を高めました。
●お米は、轟狭の棚田米(もちろん新米!)
●水はすべて、名水百選にも選定されている轟の湧き水を使用します。
●ご飯には、
栗のような食感と、鮮やかな黄色が特徴のジャガイモ「ながさき黄金」を
一緒に炊きこみ、太陽の光を浴びた、諫早の大地を表現!
(取り扱い店舗:フレッシュ251)
トッピングにもこだわっています。
このゆで卵とアスパラは・・・
諫早の秋の大祭「のんのこ祭り」で
皿踊りを踊る時の衣装の笠と、踊っている手を表しています。
●使用している「たまご」は、
諫早農業高校の寺峰農場で飼育されているニワトリのたまご。
高校生同士、農業高校の生徒さんとも、ちょっぴりコラボ☆
(取り扱い店舗:Aコープ ファルト店)
そして、一番こだわりたかったトッピングは、諫早のシンボル「眼鏡橋」!
四角いコーンを、石橋の石に見立てています。
全国各地の眼鏡橋は、半円ですが、諫早の眼鏡橋は、楕円形で
本当の「めがね」のように、真ん中にくぼみがあるのも特徴です。
そんな細かいところも、表現しています。
令和元年の今年、眼鏡橋は架橋180年を迎え、
市内では様々な記念行事が開催されています。
「いさハヤシライス」も令和元年誕生ということで、
公式のロゴマークをいただきました。祝!
多くの皆様にご協力いただき、完成した「いさハヤシライス」。
味の特徴は、野菜の特徴を生かした独自のブレンドと調理方法による、
コクと旨み。
さらに、「米酢」をちらっとかけると酸味派にも好評!
オススメの米酢は、こちら。
原材料の米は諫早産。完全手作り。無添加。酸味と甘みのバランスが絶妙。
(取り扱い店舗:有限会社 三縄商店)
ということで、どの食材も、地元の自慢の逸品ぞろい!
それらを掛け合わせて、オリジナルの「いさハヤシライス」に仕上げています♬
この「諫早」を一度に味わえる「いさハヤシライス」。
令和元年10月19日(土)正午ごろ(時間は予定)
アエル商店街で開催される「いさはや国際交流フェスタ」にて、
ミニ試食会を開催します♬
試作を重ねて腕をあげた学生たちと、
当日400食を作り、ご提供させていただきます。
(プリンカップのミニサイズ)
是非、ご来場いただき、ご賞味ください♬
尚、当日会場は、
「いさはや国際交流フェスタ」(ハロウィンコーナー、食の広場など)と
「諫早パラフェス2019」(ステージイベント、屋台、バザー、クラフト体験など)
の、コラボイベントが開催されます。
見どころ、満載!楽しいイベントも企画されていますよ。
多くの皆様のご来場を、心からお待ちしております!
文 / 野菜ソムリエプロ 数原有希子(すはら・ゆきこ)