2018年9月8日
諫早市の中心部にある商店街で
地元の特産品であるジャガイモを育てる
活気的な取り組みが始まりました。
今日はその模様をレポートします☆
農業が盛んな街、諫早。
豊かな土壌と3つの海、温暖な気候に恵まれ、
季節ごとに、美味しい野菜が栽培されています。
とくに、ジャガイモは、
県全体で、北海道に次ぐ全国2位の生産量。
春と秋。一年に2回収穫できることも特徴で、
諫早市内でもジャガイモづくりが盛んです。
この、普段は畑で栽培されているジャガイモを、
街の中心にあるアエル商店街で育てよう!という
「アエル農園プロジェクト」が始動しました。
街の真ん中に位置する商店街に農園を作り、
子どもたちが一緒に野菜を育てることで、
地元の野菜に興味をもち、
郷土愛を育んでもらい、
農園のある商店街も身近に感じてもらいたい、という、
地元の若手商店主や、
デザイナー、クリエイターたちの呼びかけに、
地元の小学生、諫早農業高校の生徒、
生産者で飯盛在住の馬場千春さん、
県馬鈴薯試験場の職員など、約100人が参加しました。
植えられたのは、
長崎で生まれた新品種のジャガイモ「ながさき黄金」。
鮮やかな黄色と、強い甘み、栗のような食感が特徴です。
植え付けの日。
まずはプランターづくりです。
諫早農業高校の生徒たちが
この日のために手作りした
木製のプランター。
子どもたちが色をつけます。
ペタペタ。ぺたぺた。楽しそう~!
一面、緑色になりました。
次は、ジャガイモづくり専用の黒い袋(38袋)に
土と肥料と、
種イモを2個ずつ入れていきます。
みんな興味しんしん!
アエル商店街で野菜を育てるなんて、
初めての取り組みではないでしょうか。
ワクワクしますね。
子どもたちは、土をかぶせながら、
「早く大きくなってほしいです」「ポテトサラダにして食べたいです」
などと話してくれました。
次は柵づくり。
作業はすべて、諫早農業高校の生徒さんたちがお手伝い。
植え付け、プランターづくりなど、
授業で得た知識や経験を
地域に還元したいと、参加してくれました。
さて、最後に主催者の皆さんが
と~~~~~~~っても苦労したのが、
こちらの作業。
あらかじめ貼ってあった
マスキングテープやステッカーをはがして、
ロゴやイラストを浮かび上がらせる仕組みなのですが、
はがす作業が、細かくて、細かくて、細かくて。。。。。
でもそんな想定外の作業さえも
皆さんの表情はやり甲斐に満ち満ちて見えます♬
大人も子どもも一生懸命。
みんなで何かを作り上げるってとても素敵なことですね!
完成しました!
めちゃくちゃ、かっこいい!!!!!
このデザインは、
街の中心部に位置する「アエル商店街」が、
種となり(核となり)、
芽が出て、花が咲き、
人が育ち、人と人との繋がりによって
新たなイノベーションが起こる。
そんな街の活性化を願って作られたそうです。
予算はないけど、どうせやるならカッコよさにこだわりたい!
諫早っていいよねって思ってもらいたい!
と話してくれた、メンバーの皆さんの熱い思いが伝わってきます!
プランターは、12月まで本町のポケットパークに設置され、
袋に植えたジャガイモは、栄町公民館のベランダで、
子どもたちと一緒に育てていきます。
是非、皆さんも、
アエル商店街にお出かけの際は、
成長の様子を楽しまれてくださいね。
ジャガイモができるのは12月上旬(20㎏~30㎏)。
収穫の日は、その場で調理する試食会を開催予定だそうです。
アエル農園実行委員長の陣野真理さんは、
「今後は、ジャガイモ以外にも、アエル農園のブランド野菜を作り、販売したり、
商店街のイベントなどでふるまえると嬉しいです」と話しておられました。
多業種の人々が繋がり、
知識や経験を生かして新たなものを創造し、
大好きな諫早をもっと元気にしていきたい!という、
「💛諫早愛💛」にあふれた新プロジェクト。
今後の展開を楽しみにしています!。
皆さん、頑張ってください!
応援しています!!!
文・写真 / 数原有希子(野菜ソムリエプロ)
(うち、写真2点は実行委員さんからお借りしました)