落成式には諫早市長をはじめ、諫早家21代目当主諫早道子さまなど諫早にゆかりのある方々やその他関係者150名が参加されていました。
明峰中学校のお琴の演奏や裏千家青年部のお茶会もあり、開館にふさわしい文化的なおもてなしでした。
外観は、蔵をイメージした“しっくい色”で眼鏡橋・高城回廊・御書院など周辺の史跡ともよくマッチした感じ。正面玄関をくぐると、2階まで吹き抜けの広々とした明るいおシャレなエントランスホールが来館者をお出迎えしてくれます。
今までは諫早市の貴重な歴史資料や芸術作品が市内あちこちに点在していましたが、今回これらを一同に結集し、収蔵・展示されています。
諫早市特有の歴史や文化を学ぶ「歴史館の機能」と美術展や市民の作品発表の場である「美術館の機能」を兼ね備えてあるので、市民の郷土愛を育むとともに芸術・文化レベルの向上が期待されます。また、離れには和室(茶室)もありますので、茶道・華道にも利用できます。
眼鏡橋や諫早公園、本明川、高城公園、高城回廊、諫早図書館などに来られる観光客の皆様への案内所としても大事な場所となりそうです。
女性として絶対チェックしておきたいのがトイレ!!この施設には1階・2階ともにトイレが充実!!車椅子用トイレ、比較的広めの授乳室やオムツ換えシート、パウダールーム・・と女性にはありがたい設備になっていました。来館者のみならず、観光客、日々周辺をお散歩するお子さま連れの方々の利用もできるのでうれしいかぎり!!
3月1日から4月29日まで
「諫早家ゆかりの品々展」が開催されています。
「治・祈・武・麗・文」の5つのテーマでご案内してあります。
こちらの企画展は観覧料無料です。
この機会にぜひご来館されてみてはいかがでしょうか?
長崎県諫早市東小路町2-33 0957-24-6611
開館時間10:00~19:00(火曜日休)
詳しくは → 諫早市役所HP「諫早市美術・歴史館」へ!
記/原田千桂子
写真/川原孝子