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「わかのや」~こだわりのおむすびとみそ汁と和菓子~

2018年12月にオープンした「わかのや」さん
素材にこだわった美味しいおむすびとみそ汁、手作り和菓子の和カフェです。
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場所は諫早駅から車で10分程の目代町、呉服の丸三
行き方はお店のホームページに詳しく掲載されています。
お店の玄関を入ると美しい着物が!目の保養になりますね~(#^^#)
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いただいたのは限定20食の「おむすびセット」1080円
厳選された無農薬のお米とこだわりの海苔と塩を使用したおむすびはにぎり具合が絶妙で、うまっ!
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みそ汁は南九州の郷土料理「茶節」をアレンジしたもので、これまた無農薬無添加の美味しい味噌にこだわりの鰹節をかけてお湯を注いでいただきます!
これがまた美味しい!!
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そのほかに地元野菜で作られた小鉢が並びますが、
特に茶わんむしと白和えが最高でした(#^^#)

呉服屋さんとしては、この地で30年位営業されているそうですが、食べ物こだわりのある奥様が数年前から和菓子の提供を始められて、昨年12月から安全安心なお料理の提供もしてみたいとチャレンジされたのだそう。
恥ずかしがっておられましたが、夫婦仲良く写っていただきました( *´艸`)
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今日は時間がなかったので、和菓子はテイクアウトにしました。これがまたなんとも美味しい!
さっきから「美味しい」としか書いてない(^^;)
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こだわりのお味噌や塩、お茶などは店内で購入することができます。

ぜひ一度”美味しい”を連発しに行ってみてください(笑)

わかのや
諫早市目代町1485(呉服の丸三)アクセス
電話0957-23-7310
営業時間 11:30~16:00(ランチタイムは14時まで)
定休日 水曜(不定休あり)
駐車場あり

文、写真/村川美詠

女性消防団員募集中!~地域防災に女性のチカラを~

女性消防団ってご存知ですか?
昨年、諫早市の女性消防団は全国大会で大活躍でした。
(平成29年に秋田で開催された「全国女性消防操法大会」で、優秀賞(7位)を獲得)

私は、今年、防災士資格取得のため、救命救急講習を受講したのですが、その際、女性消防団の方にお世話になりました。
直接お話をさせていただくと、皆さん、明るくて、楽しくて、素敵な方々。
「なかなか入団してくれる女性がいなくて困っているんですよ~」と伺い、「だったらPR活動に協力させてください!」ということで取材をさせていただきました。

月に1回、消防署で開催されている定例会議に伺うとこんな雰囲気(#^^#)なにやらとっても楽しそうです。
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皆さんに「入団したきっかけは何ですか?」とインタビューすると
「近所の団長さんに言い含められた(笑)」とか
「じーちゃんを通してお願いされた」「夫が消防団員だったから」などなど。
自分から応募される方が少ないのは、あまり存在を知られていないからかもしれませんね~。

ということで、女性消防団の活動についてご紹介します。
消防団というと消防士と同じ役割を担うものだというイメージがあり、ハードな訓練や体力が必要という誤解があるかもしれません。

もちろん、消火活動や後方支援などの活動もありますが、女性消防団員は、一人暮らしの高齢者宅の防火訪問、地域の防災教育や応急手当の普及指導で特に活躍されています。

全国では約25,000人の女性消防団員が活躍中ですが、諫早市は現在、10人の方が活動しておられます。
年齢は20代から50代まで、職業も、会社員から看護師、主婦など様々です。
とっても素敵な方々ですよ!

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いつもはこんな格好ではありませんが、この会議の日は、1月10日に開催される消防出初式の行進の練習があって、この制服を着ておられました。
それがなんともカッコいい!全国でも赤の制服は珍しいそうです。

「活動で楽しいことは何ですか?」と聞くと
「こうやって、皆でワイワイと話をすることです。」
「辛いことは?」には「辛いこととかないですね~」
だそうです。

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お話を伺いながら、私たち諫早もりあげガールズとの共通点を見つけました。それは、そもそも友達ではなかったけど、メンバーとして一緒に活動していく中で、仲良くなって、協力して、まちのために自分にできることをやろうとしていること。だから共感できたのかもしれません。

活動は、基本自由参加で、できる範囲で無理なく続けられます。市外の仲間や地域の方々との交流もあり、楽しい活動だそうです。

「活動のメリットは?」」と聞くと「本物の消火器を使えること」や「防災に関する知識が降れること」「自分自身も成長できること」と答えてくださいました。

消防活動は、いざというときのために備えることができ、地域のつながりを育む大きなやりがいがある活動だと思います。
基本的にはボランティア活動ですが、一部、活動手当等も支給されます。
あなたのチカラを地域のために活かしてみませんか?

毎年1月10日には、消防出初式が開催され、彼女たちも出場されます。
商店街でのパレード(11:20~)や、本明川での一斉放水(12:10~)もかっこいいですよ~。
興味のある方は見学されてみてはいかがでしょうか?

放水本明川
(一斉放水の写真は、諫早市公式FB「諫早日和」より)

※ 女性消防団に入団希望の方は、諫早市役所の消防防災担当にご連絡ください。
電話0957-22-1500(総務課 消防防災担当)

文/村川美詠
写真/川原孝子(フォトグラファーMILK)

トイレ検索士「明日は我が身の視点で・・・」

諫早市在住の社会福祉士、豊福和範さん
あるご縁があって、取材させていただきました。
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豊福さんは、自らを「トイレ検索士」と名乗り、障害者や子育て中の方が使いやすいトイレの調査をされています。その数約2,000か所(実数)
10年の月日をかけ、全くのボランティア(自腹)で県内を巡り、調査した結果は、自身のホームページで紹介をされています。

ホームページを見ると、市町村別(地区別)にトイレの住所、外観の写真、便器の様式、手すりの位置、ベビーベット・ベビーチェア・駐車場の有無に至るまで丁寧に表示されています。すごい!

「どうしてそんなことをしようと思ったのですか?」
と尋ねると「それは、やはり”明日は我が身”ということですね。」と答える豊福さん。

そもそもは、介護施設に勤務していた際、利用者の外出行事のために、目的地と道中のトイレ(特に洋式トイレの有無)を事前に調査していたことがきっかけだったそうです。

また、同じ頃に、我が子の育児が始まり、父親でもおむつ交換ができる場所を知りたくて、公衆トイレのベビーベットも調べるようになったとのこと。

さらに、ご本人が脳梗塞を発症し、リハビリを経験する中で「多目的トイレといっても、障害の部位や程度によっては使いづらいトイレがある。」ということに気づき、手すりの位置やオストメイト、大人用シートなどについても詳しい調査をされるようになりました。

「こんな経験をした私だからこそわかる、当事者や介護者にとって利用しやすい設備や公衆トイレの重要性を訴えていきたい。」と豊福さんは言います。

お話を聴いて特に印象的だったのは、「排泄を失敗した場合の視点」ということでした。特に車いす利用者は、運動力が少なく、内臓への刺激も少ないため、自力で排便することが困難で、服薬による排便となるため軟便になりやすく失敗することが多い。だから、失敗した時にどう回復できるか(具体的には、トイレの中で安心して着替えられて、汚れた下着や服を洗うことができる等)という視点が大事なのだそうです。

最後に「何か伝えたいことはありますか?」と尋ねると
「多くの健常者が、明日は我が身という視点をもって、トイレに関心をもってくれると嬉しい。そして、自分のホームページをできるたけ多くの人に知ってもらって、必要な人に活用してもらいたい。」ということでした。

「どこかの誰かのために」そんな思いで真摯に活動されている豊福さんには本当に頭が下がります。ここで紹介させていただくことで、情報が広がっていったらいいなと思います。

写真、文/村川美詠