輝く人

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松田 充佐子さん
鮮魚主婦
「竹野鮮魚店」 店主

【住所】 〒854-0071 諫早市永昌東町3-13
【電話番号】 0957-23-1795
【URL】 http://sakana.b1388.jp/
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「いらっしゃ~い!」
今日も、彼女の明るい声が迎えてくれる。ここは、魚屋さんだけど、憩いの場、永昌東町にある「竹野鮮魚店」
彼女は、一度会ったら忘れられない、チャキチャキでパワフルで面白くて、可愛い三代目店主 松田充佐子(通称:みさ姉)さん。

1995年、みさ姉の祖母「タケノ」ばあちゃんが創業したこの店は、彼女の父親に引き継がれ、5年前、彼女が三代目となった。
といっても、彼女はずっと家業に携わっていたわけではなく、それまでは普通の主婦だった。
「専業主婦から鮮魚主婦へ」
小さい頃から厳しい父に、店の手伝いをさせられ、「オンナに学歴なんかいらん」と大学進学も許されず、毎日長靴をはいて、「店」と「両親」に縛られていた青春時代。おしゃれしている同級生が羨ましく、ずっと専業主婦に憧れていた彼女は、26歳の時、素敵な人とめぐりあい、2人の子どもに恵まれ、約20年間、主婦として幸せに暮らしていた。
しかし、5年前、父親が、ガンにより発病からたった5ヶ月で他界してしまい、あまりにも急なことで混乱する中、昔からお店で働いてくれている職人さん達と話し合い、3代目になることを決心した。

私が彼女に出会ったのも、ちょうどその頃。
その頃の苦労について、彼女はあまり話さないのだけれど、先代の頃と比べて、鮮度が落ちたとか、良い魚が減ったとか言われることがないよう、必死でがんばってきた。

一人暮らしの高齢者にお刺身を届けたり、家族の人数にあわせて切り身を用意したり、献立に悩むお客様にアドバイスをしたり、主婦だからこその接客を心がけ、苦手なパソコンの操作にも、前向きにチャレンジし、ブログやSNSでネットワークを広げファンを増やしていった。

また、主婦目線で、商品開発にも取り組み、試行錯誤の末作り上げた「鯖の燻製」は大ヒット。長崎県の特産品新作展水産加工部門で最優秀賞を受賞した。
(まだ食べたことのない方は、ぜひお試しください。酒のつまみには最高ですし、サラダやパスタ、お茶漬けにもピッタリです。)

2013年からは「魚屋のまかないめし」としてランチの提供も始めた。職人ヒロシの作る、煮魚や焼き魚の定食は、それはそれは美味しくて、安い。魚好きはもちろん、みさ姉のファンが集まる憩いの場となっている。

ツライことも悲しいことも沢山あったのだろうけれど、
だからこその優しさを持つみさ姉。
「美味しいお魚で人を幸せにしたい」
「長崎の魚の美味しさを全国に伝えたい」
彼女の思いは、皆の笑顔に支えられて、これからも広がっていくことだろう。

2014年1月3日/記:村川美詠
            写真 Photographer MILK 川原孝子

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