自然

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こどもの城
ふらっと来れば遊ぶとこ ねらって来れば深いとこ

【住所】長崎県諫早市白木峰827番地2
【電話番号】0957-24-8017
【URL】http://www.city.isahaya.nagasaki.jp/cat_childcastle_c

白木峰の森の中にある『こどもの城』は、

諫早市が運営している全国的にも珍しい施設である。

入場無料、遊具があり、一緒に遊んでくれるスタッフがいる。

と聞くと、お得な遊園地?と思われるかもしれないが、ここは、教育の施設であり、子育て支援の施設でもあり、実は、大人の遊び場、大人の学ぶ場、地域づくりの場でもある。

 

こどもの城はあえて市街地から随分離れた自然の中に建てられている。日常を離れ、自然の中で遊ぶ中で、想像力を働かせること、ちょっとだけ危ない体験にチャレンジすること、人に頼ること、人と協力すること、環境を大切にすること等を学び、生きる力を培っていく。人工的なテーマパークのような与えられる楽しさはないが、創りだす楽しさはいっぱいの施設なのだ。

 

壁にはこう書かれている。

「ここは、ぶつかるところ

ぶつかりながら 守り方を学ぶところ

さあ、どうしたら守れるかな

じぶんもひとも」

 

“脱・「やってあげる」”

守って“あげる”のではなく、子どもたち自身に守る力をつけてもらいたい。ついつい、親は子どもを守るために手を出してしまいがちだけど、子どもが自分自身で守る力を身につけなければ、いつまでも自立はできない。壁の言葉には、そんな思いがこめられている。そんな当たり前だけど知らないことに気づかされるから、大人の学び場でもあるのである。

 

私とこどもの城の関わりは、平成21年の開館に向けた準備期間中、ちょっと風変わりな(失礼)池田 尚館長(通称:コーチ)との出会いから始まった。当時、中学生だった娘の子育てに悩み、自分自身の生き方も見失いかけていた私は、コーチのワークショップを体験したり、こどもの城開館のお手伝いをする中で、自分の価値を見直し、人との関わり方を学び、「生きる希望」のようなものを見つけた。娘との関係も、そんな中で自然に変わっていき、お互い元気になっていった。

 

今も、こどもの城で、そんな体験をしている人はたくさんいる。子育てに悩む母親、子どもと上手く関われない父親、集団になじめない子ども・・・。コーチやスタッフとの関わりの中で、悩みを打ち明け、受け止めてもらい、一緒に考えながら、やがて自分の足で歩き始める。

 

ほかに、グループや団体で場所やスタッフを占有し、独自のプログラムを組むことができるので、PTA、子育てサークル、子ども会等の利用も多い。具体的にどんなプログラム?と聞かれても一言で説明するのは難しいが、スタッフと相談しながら、それぞれの目指すものをカタチにしていく過程がまさに学びであり、貴重な体験となる。ぜひ、言いだしっぺになることをおススメする。

 

中には、そんな利用者の中から、ボランティアに変身して、運営をささえている人もいる。

 

「ふらっと来れば遊ぶとこ ねらってくれば深いとこ」

あるお母さんの言葉だが、まさにそんなところである。

 

「諫早はよかですね~、こどもの城があるけん。」

市外の人からそう言われると、なんだかとても嬉しく、誇らしい気持になる。閉館の時間になっても「帰りたくな~い」と駄々をこねている子どもたちのように、あなたも自然の中で思いっきり遊んでみませんか。

 

2014年8月31日/記 :村川美詠

写真:川原孝子

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