【住所】 長崎県諫早市東小路町7-1(諫早市役所前中央交流広場 等)
【URL】 http://akari2013.b1388.jp/
諫早の冬の風物詩「いさはや灯りファンタジア」は、
毎年11月から12月に開催されている。
遠方からも人が集まるような冬季イベントを街中で開催することで、諫早の街に賑わいと活力を!という目的で催されている。
開催1週間後の週末2日間は「ライトピアスペシャルナイト」と呼ばれるイベントDAYで、巨大な灯明地上絵が諫早市役所前に出現する。
平成25年に出現した巨大地上絵はフェニックス!
この全景はとても地上で確認する事はできないので、イベント時期の2日間のみ、諫早市役所本館9階が一般市民に解放される。
フェニックスの大きさは、なんと40m×40m、使用する灯明も6,500個…というかなりな規模のものである。デザインは実行委員会で、諫早農業高校の生徒さん達が測量と灯明を並べるお手伝いをされ、当日の点火は市民ボランティアの方々によって行われる。まさに諫早市民の力が集まって開催されるイベントだ。
イベントのお楽しみは、灯明地上絵だけではない。メイン会場では、よさこいやフラメンコ等の華やかなステージが繰り広げられ、客席特設テントの周辺には、あったかグルメの出店の数々が立ち並ぶ。ここでは、諫早の美味しい食べ物…小長井町の牡蠣焼きや海鮮焼き・諫美豚(かんびとん)など、ワクワクするようなものが沢山食べられる。
この年のステージには、諫早のゆるキャラ「うないさん」が初登場した。
「うないさん」とは、前年の「いさはや灯りファンタジア2012」で募集された諫早のゆるキャラの中で、見事グランプリを獲得した「諫早のうなぎの妖精」なのだとか。諫早ではFacebookの「諫早うないさんぽ」がとっても人気だうな~☆(…と語尾に「うな~」を付ける話し言葉が特徴である)
さて夜の帳がおりた頃、市役所の特設展望所に上ってみた。エレベーターはかなりの人でゴッタ返すので、覚悟して列に並び…登った先に待っていたものは…夜の諫早の街に羽を広げる美しいフェニックスの姿だった。これはやはり高い所からでないと堪能できない感動的な光景である。
このイベントは諫早のまちをどうにかしたいとの思いで立ち上がった市民らでつくる実行委員会が企画運営している。諫早市や商店街、地元企業、諫早商工会議所等、地元諫早の人々が心ひとつに手つなぎをして創りあげている不死鳥は、諫早の夜の街にすんなりと溶け込み、街全体を明るく美しく輝かせていた。
巨大地上絵の鑑賞は、残念ながら2日間しか鑑賞できないのだが、イルミネーションは、クリスマス当日まで諫早駅前、市役所前の中央交流広場、アエル中央商店街内で楽しむ事ができる。
感動的な灯明地上絵…イルミネーションとのコラボ鑑賞は勿論であるが、、私的には、日没後のわずかな時間楽しめる「マジックアワー」と灯明のコラボも、かなりのおススメだ。
フィナーレには打ち上げ花火も上がる冬の諫早の素敵イベント…
魅力がいっぱいの冬の諫早のおまつり「いさはや灯りファンタジア」を何処か心の隅にでも留め置いて、冬の諫早を訪れるきっかけにしていただければ…と思う。
2014年1月14日/記・写真:Photographer MILK 川原孝子